公共工事の安全対策確認

工事における安全対策等を確認した農業農村整備事業技術研修会=与論町役場=

 

 

与論町の建設業者集め研修会
県沖永良部事務所

 

 【沖永良部】与論地区の2022年度農業農村整備事業技術研修会(県沖永良部事務所主催)が17日、与論町役場多目的ホールであり、県発注の各種工事における安全対策や注意点を確認した。

 島内建設業者の代表者ら約40人が参加。会議では、事業全般や土層改良、区画整理、道路、海岸保全の各種工事について、県の担当者が施工時の注意点を説明した。

 工事管理においては、安全訓練及び安全教育の適正実施や、工事中現場の夜間の安全対策など14点を呼び掛けた。昨年度発生した事故の報告もあり、沖永良部事務所管内では、移動はしごの確認不足により61歳男性が左足を負傷する事故が発生しているとした。

 昨年度の優良工事の評価基準として▽工事の出来高管理、出来ばえ、適切な現場運営、施工の難易度▽現場での創意工夫、新工法、新技術への取り組みなど▽工事現場の安全・環境対策④現場並びに周辺環境への配慮▽受益者、地域住民等との良好な関係―の五つを挙げた。

 質疑では、赤土流出対策としての仮沈砂池の設置などについて意見交換した。