「スポーツ能力発見大会」

最新の測定機器を用い児童たちの運動能力を分析。スポーツの魅力を伝えた(29日、奄美市住用町)

運動の魅力伝える
体験交流館 4年生以上の小学生参加

 奄美市住用町の総合施設・奄美体験交流館で29日、子どもたちの運動能力を測定する「スポーツ能力発見大会」(NPO法人健康ど宝・ティダスポーツクラブ共催)があった。(一社)スポーツ能力発見協会協力、同市などが後援・協賛。奄美大島在住の小学4年から6年生約90人が参加。同館で、同市の各競技団体によるスポーツ体験会も開催。児童たちは、自身の運動能力や課題を知るとともに、体を動かす楽しさに触れた。

 同協会は、2014年発足以来、全国で運動能力に関する測定会を実施し、奄美では初開催。他にはスポーツ選手の生活支援活動などを行っている。

 8組に分かれた児童たちは、▽10㍍走▽バランス▽視覚反応・ステップ▽ジャンプ▽敏しょう性―など運動測定を実施。PCで集計、分析された「測定レポート一覧」を基にスタッフから、各児童と保護者らに長所や課題、練習方法、特徴を生かせる競技などが伝えられた。

 健康ど宝の実和則理事長(52)は「奄美の子どもたちは、運動の機会に触れることが少ないと思い開催した。測定を通し様々なスポーツの魅力を知り、挑戦するきっかけになれば」と話した。

 同協会の大島伸矢理事長(52)は「奄美でぜひ測定会を実施したかった。身体的な基礎能力は、海や川、山などに囲まれ育って高いはず。さらに運動を好きになってもらえたら」と語った。

 同市名瀬小宿から参加した塩本大峰君(11)は「野球が上手くなりたいと思い参加した。(体幹づくりに必要と言われた)ケンケンに取り組みたい」と話した。