恒例「秋まつり」、夜市も

青空が広がる中、大勢の人たちが来場した「商店街秋まつり」(5日、奄美市名瀬)

青空の下、来場者にぎわう 奄美市名瀬・中心商店街

奄美市通り会連合会(森幸一郎会長)主催の2022年商店街秋まつりが5日、奄美市名瀬の中心商店街であった。青空が広がるなか各通りでは、吹奏楽のステージやバルーンアートなど各イベントを実施。夜には食事と酒を楽しむ「秋まつり夜市」も開かれ、家族連れを中心に大勢の来場客でにぎわった。

同まつりは「商店街で思い出の一ページ」をテーマに、秋と夏の年2回開催。この日は、五つの通りが交通規制エリアとなり、歩行者天国となった商店街通りは、各イベントが開催された他、多くのキッチンカーが出店された。

特設ステージでは、「第67回九州吹奏楽コンクール」に46年ぶりの出場を果たし、見事金賞を受賞した名瀬中学校吹奏楽部とOBが演奏を披露。また、卓球とサッカーを組み合わせた競技「テックボール」の紹介や、奄美高校家政科の生徒によるファッションショーが行われ、イベントを盛り上げた。

イベントでは、ハロウィーンにちなんだ仮装ウォークラリー、市健康増進課による子育てコーナー、健康診断など実施。来場者たちは趣向を凝らした各企画に参加し、秋の祭りを堪能している様子だった。

母・里美加砂さん(46)が同秋まつりのハロウィーン企画のために作ったという、人気アニメの登場人物の衣装をまとった息子の慎之助君(7)は「お祭りは楽しい。色々な(イベント開催の)場所に行きたい」と笑顔で話した。

森会長(57)は「(昨年と異なり)天候に恵まれて良かった。これからも祭りを通し、楽しい時間、思い出を来場者みんなで共有できたら」と語った。