フォトドラアワードの認定証を手にする安田市長と柳園実行委員長(左)
県内の魅力的なドライブスポットを認定する「フォトドラアワード」の認定証贈呈式が7日、奄美市と大和村、宇検村で行われた。2021年度と22年度に認定された奄美市住用町の「マングローブ林」や大和村の「宮古崎」と「国直海岸」、宇検村の「田検のバス停」の4カ所に対し、それぞれの自治体へ認定証が贈られた。
フォトドラは、県内の景勝地や街並みなど写真映えする地域にスポットを当て、新たな観光資源の発掘、発信する目的で、鹿児島放送(KKB)と県内のトヨタグループ7社が共同で取り組んでいるかごしまフォトドライブプロジェクト。SNSなどで特に人気のあったスポットを毎年2回、上、下期に分け「フォトドラアワード」として選定している。
奄美市役所であった贈呈式には、同プロジェクト実行委員長の柳園久志ネッツトヨタ南九州㈱社長とKKBの奥努常務取締役が出席。21年度上期に認定されたマングローブ林の認定証を安田壮平市長に手渡した。
柳園実行委員長は「奄美大島の大自然を肌で感じることができる貴重な場所であり、世界自然遺産の魅力を存分に体感できるスポット」などと、マングローブ林の魅力を述べたのに対し、安田市長は「奄美の魅力を発信していただき感謝している。観光資源として活用し、奄美の活性化につなげたい」などと喜んだ。
大和村は21年度に東シナ海を一望する景勝地「宮古崎」が、22年度にフクギ並木や夕日スポットして知られる「国直海岸」が認定された。宇検村は21年度にガジュマルがそびえ立ちレトロな雰囲気を醸し出す「田検のバス停」が選ばれた。
フォトドラは、19年度の開始以降、KKBで毎週水曜午後8時54~約5分間の番組内で、1カ所を紹介しており、22年度上期現在、県内123カ所をフォトドラアワードに認定している。奄美群島では、19年度3カ所、20年度3カ所21年度4カ所、22年度(上期)1カ所の計11カ所(10市町村)が認定されている。
認定されたスポットはYouTubeで視聴でき、KKBのホームページから検索できる。