米一流バーテンダーが蔵元視察

奄美黒糖焼酎のテイスティングを楽しむ米バーテンダーら

市場進出「チャンスだ」奄美黒糖焼酎に太鼓判

米国を代表するバーテンダーらでつくる視察団が8日、奄美大島を訪れた。県内産焼酎の魅力を海外に広める九州4県合同事業の一環で招かれ、初日は龍郷町の蔵元・奄美大島酒造の製造工場を訪問した。一行はテイスティングを楽しむなど奄美黒糖焼酎を堪能し、米国市場での可能性などを探った。

大分、熊本、宮崎、鹿児島の4県で取り組む「米国向け焼酎輸出プロジェクト」の一環。一流のバーテンダーが本格焼酎に理解を深めることで、米国カクテル市場への輸出拡大につなげたい狙いだ。

来島したのは、ベーコンバーボンの開発者で知識はカクテル業界トップクラスと言われるドン・リー氏(41)ら5人。滞在は9日までの2日間。県酒造組合の田中完専務理事や県職員らが同行した。

一行は、製造担当の水間貴浩さんの案内で工場内を見学した。テイスティングでは「じょうご」や「浜千鳥乃詩原酒」の既製品から、かめ仕込みやたるで寝かせた秘蔵の焼酎などが振る舞われ舌鼓。芳醇な香りや味わい深さにうなずいていた。

リー氏は「アメージング。黒糖と米の甘味のブレンディングが面白く、このロケーション(場所)で飲むことで魅力も高まっている」と感嘆。「焼酎の麦や芋と比べてもラムに似て味もわかりやすくとてもクリーン」と述べ、米国市場での可能性を問うと「チャンスだ」と太鼓判を押した。

9日は、奄美市名瀬の弥生焼酎醸造所、宇検村の奄美大島開運酒造を視察する。一行はいきち串木野市の蔵元を巡った後、視察した焼酎を使ったカクテルを披露するセミナーなども東京都(12日)で開く。