【徳之島】「素晴らしい自然と食の恵み。そして、何よりも感動したことは、島民の皆さんの優しさと笑顔」―。女優でモデル・タレントの藤原紀香さん（５１）が７、８日の２日間、旅行電子雑誌の撮影のため、夫で歌舞伎俳優片岡愛之助さん（５０）のルーツの島である徳之島を訪問。徳之島町の〝顔〟となってアフターコロナの旅行需要や、ふるさと納税もＰＲしていく。
「日本のどこかであの女優が旅をしている」をコンセプトに徳之島町（依頼主）の知名度の向上、アフターコロナの旅行先としてのＰＲなどが目的。大人の女性に上質な旅を提案するトラベルウェブマガジン『旅色』とタイアップし、丸ごと１冊指定の地域を特集する旅行電子雑誌『旅色』の特別号（１２月１５日公開予定）に同町特集を掲載する。
取材クルー一行は藤原さんらキャストとスタッフら総勢１５人。昨年７月、世界自然遺産登録地となった同町内にある観光地（金見崎ソテツトンネルや畦プリンスビーチ）や特産品（町総合加工センター・美農里館）などで電子雑誌用スチールと動画撮影を行った。
徳之島３世の夫・愛之助さんの祖父の出身地でもある同町手々集落などでは、島唄・三味線や踊りの輪にも溶け込み、和やかに交流した。
藤原さんは、現地撮影打ち上げとなった８日正午ごろ、同町山海岸にある「レストラン＆カフェバー・ゲストルーム『Ｏｈａｎａ』」で白大島（大島紬）のワンピース姿で会見。「素晴らしい自然と食の恵み。人の優しさと笑顔にふれた旅でした」。そして「来年になると思いますが、次回はここ徳之島の血が流れている夫と一緒に来たい」と笑顔をさらに輝かせた。
同特集の電子雑誌はダウンロードすることなくさまざまな端末で閲覧が可能。さらには電子雑誌を紙の冊子にも展開し、東京有楽町の鹿児島県アンテナショップ「かごしま遊樂館」や同町役場でも配布（２万部）予定という。