多くの人出ににぎわう「やんご祭り」
夜の歓楽街に活気
ステージや飲食にぎわう
屋仁川から元気を発信する「やんご祭り2022」が8日夕、奄美市名瀬の屋仁川通りであった。歩行者天国となった会場には飲食ブースやステージが設けられ、大人や家族連れが続々に来場。飲めや歌えのお祭りムードに夜の歓楽街は活気づいた。
飲食店などでつくる奄美市社交飲食業組合(里原あけみ理事長、会員84店舗)が主催。1911年に立ち上げた同歓楽街の90周年を機に祭りは始まり、今年で23回目を迎えた。
イベントは、あやまる会生徒によるシマ唄や踊りのステージで開幕。里原理事長は「今年で111年、(コロナ禍で)この歴史を消してはならない。奄美の元気はやんごから。どんどん飲んで」とあいさつ。安田壮平奄美市長は「きょうはみんなで楽しみ、明日への活力を養って」と呼び掛け、来賓による鏡割りで景気づけした。
ステージでは、新民謡やフラダンス、漫才やバンド演奏などが多彩に披露。通りでは、焼きそばや焼き鳥、島料理など、自慢の料理がずらりと並べられ、黒糖焼酎やビールなどが次々と売れていった。
家族4人で来た奄美市名瀬の積山幸一さんは「家族とは久しぶり屋仁川。明るい雰囲気で、地域経済に一役買っていきたい」と街の盛り上がりを楽しんでいた。