ソフトバンクと仮契約を結んだ大島高校・大野投手(13日、奄美市名瀬・奄美観光ホテル)
プロ野球ドラフト会議で、福岡ソフトバンクホークスから4位指名を受けた大島高校の大野稼頭央投手が13日、奄美市内のホテルで仮契約を結んだ。契約金4000万円、年俸500万円(金額は推定)。大野投手は「まずはしっかり体づくりをして、日本の球界を代表するような投手になりたい」と抱負を語った。
記者会見での主な一問一答は次の通り。
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―仮契約を終えた感想、意気込みを。
「本格的にいよいよ(プロ野球生活が)始まるなという気持ちが強い。しっかりと目標をもって1日1日を大切に過ごしていきたい」
―(10月25日に)学校で指名あいさつを受けた時と気持ちの変化は。
「今の方が頑張るぞという気持ちは強い」
―これから入団に向けた準備の予定は。
「プロで通用する体づくりをまずはしていきたい」
―契約内容は球団の評価、期待が反映されていたと思うが。
「自分が思っていたよりも評価、期待されていた。それに応えられる、見合う選手になりたい」
―契約金・年俸の金額を見た率直な気持ちは。
「今まで見たことがない金額だったので、すごくびっくりした」
―契約金の使い道は。
「両親に預けたいと思う」
―体づくり以外にプロで活躍するために、取り組んで行きたいことはあるか。
「ストレートと変化球の質、精度を上げたい。プロで通用する、試合に勝つ、しっかり勝負できる球を投げられるようにしたい」
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同球団アマスカウトチーフの福山龍太郎氏は「(仮契約に対し)九州ナンバーワンの投手という評価をした」と話し、大野投手の今後に関しては、「昨日12日メディカルチェックをしたが、どこにも傷がない『まっさら』な体で医者も驚いていた。まずは、肉体をしっかり強化するということを主に、球威・球速、そしてセンスを遺憾なく発揮できるよう、時間を掛けて育てていきたい」と語った。
球団によると、12月5日に福岡市で本契約、入団発表を行い、背番号を発表。大野投手は、1月上旬から新人合同自主トレ、2月1日に春季キャンプに参加予定。