平田まりなさん総合優勝

「いそ加那」を歌い総合優勝に輝いた平田まりなさん

7部門92人、のど競う
民謡民舞奄美連合大会

2022年度「民謡民舞奄美連合大会」(公益財団法人日本民謡協会、同協会奄美連合委員会共催)が13日、奄美市笠利町の県奄美パークであった。7部門に92人が出場して自慢ののどを披露、各部門の頂点を競った。7部門の優勝者で競った協会賞争奪戦は、「いそ加那」を歌い青年の部で優勝した平田まりなさん(あやまる会)が制し、来年開催予定の全国大会「内閣総理大臣賞争奪戦」の出場権を獲得した。

大会は日本の伝統文化の民謡民舞を唄うことにより、その保存と普及を目的として毎年開催。同時に奄美の貴重なシマ唄の継承につなげている。

出場者は青年23人、成年18人、壮年10人、中年17人、高年一部11人、同二部6人、同三部7人の計92人。サンシンを手に情感豊かに歌い上げ、会場は拍手や歓声に包まれた。

各部門の優勝者決定後、協会賞争奪戦が行われ平田さんが総合優勝に輝いた。2019年以来2度目の優勝に平田さんは「尊敬する先輩方と共に歌えたこと、そして代表になれたことに感謝と責任の重さを感じる。全国大会はみんなの気持ちと島のために頑張りたい」と抱負を話した。

また各部門優勝者も、来年予定の民謡民舞全国大会に奄美連合代表として出場する。

大会入賞者は次の通り。(敬称略)

▽青年の部 ①平田まりな(あやまる会)②永田心花(奄美芸能徳之島)③岡美里(喜界会)④森永あすか(山ゆり会)⑤峰岡歩嬉(奄美芸能徳之島)⑥成瀬茉倫(北大島会)⑦武成美(奄美芸能徳之島)▽成年の部 ①前山真吾(名瀬会)②潤さつき(瀬戸内会)③川口美和子(山ゆり会)④山久広男(名瀬会)⑤小林千穂(北大島会)⑥薮内寛和(名瀬ルリカケス会)▽壮年の部 ①中ほず美(名瀬会)②川口成美(北大島会)③茂木幸生(名瀬会)▽中年の部 ①平早代美(名瀬ルリカケス会)②藤岡俊一(瀬戸内会)③上原京子(同)④岡村昌子(山ゆり会)⑤泉典子(同)▽高年一部①平田久代(名瀬会)②西林由美子(瀬戸内会)③荒田スミ子(名瀬会)▽同二部 ①奥田磯子(瀬戸内会)②村田頼子(名瀬ルリカケス会)▽同三部 ①村山美智子(山ゆり会)②藤山ヨシ子(名瀬ルリカケス会)