佐大熊港外灯修理など要望

共同組海運代表と奄美出身県議、市議会議長との意見交換が行われた

共同組海運 県議、市議会議長が意見交換

【鹿児島】奄美群島出身の県議と奄美市議会議長が18日、鹿児島市谷山港の共同組海運(牛田篤志社長)を訪れ、奄美群島における生活物資の安定供給に関する課題解決について意見交換。同社からは奄美市の佐大熊港の外灯修理などの要望が出された。

同社は、県本土から奄美群島など県内離島への食料品などの生活物資を運ぶ貨物フェリーを運航している。この2年間、台風の影響で5回、1週間以上の船舶欠航があり、生活物資不足などが深刻な問題となった。県議の禧久伸一郎氏(大島郡区)、寿肇氏(同)、向井俊夫氏(奄美市区)、奄美市議会の西公郎議長らが、牛田社長と貨物航路事業の現状や課題について意見交換した。

佐大熊港の外灯照明の修理が喫緊の課題に挙げられた。「数年前から、大島支庁へ再三要望しているが補修改善がなされていない。早朝・夜間の荷役業務が暗闇の中での作業になり重大事故につながりかねない」と訴えた。このほか上屋内照明のLED照明への切り替え、岸壁の防舷材老朽化への対応、電源コンテナ用設備の新設などの要望が出された。

船舶は「波の高さ4㍍でも外洋での航行は可能」(牛田社長)だが問題は港への接岸・離岸。消波ブロックの設置などで荒天時でも接岸・離岸を可能にするための施設整備が名瀬以外の港では進んでいない現状がある。牛田社長は「情報は今やネットで得られる時代。食料品や生活物資が安定的に供給できれば、定住促進も進むのではないか」と提言していた。

県議らは「港湾整備は奄振法だけでなく、有事の際の対応として防衛予算の面から整備を進める方策もあり得る。改善を目指して県と協議、提言していきたい」と答えていた。