管楽八重奏の音色に魅了

アンコールに応え「スラブ舞曲NO・8」を演奏するYY室内楽研究会(23日、奄美市市民交流センター)

「ハルモニームジークin奄美」

奄美とゆかりがある演奏家9人による管楽コンサート「ハルモニームジークin奄美」(YY室内楽研究会主催)が23日、奄美市名瀬の市民交流センターであった。奄美出身の音楽家、学生らが歌劇「フィガロの結婚」、編曲「奄美民謡メドレー」など披露。約140人の聴衆が、木管楽器など管楽八重奏の音色に魅了された。

文化庁2021年度補正予算事業「ARTS for the future!2」の採択を受け開催。年末恒例、奄美オーケストラ「交響曲第九番」で指揮を務める東京交響楽団の阪本正彦さん(58)の呼び掛けでコンサートが実現。奄美では珍しい4種類(オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン)8楽器で編成される「管楽八重奏」が演奏された。

曲目は、▽スラブ・ハンガリー舞曲集▽セレナード第12番ハ短調K388・384a(W・A・モーツアルト)―など。作曲家・伊地知元子さん編曲「奄美民謡メドレー」も披露され、「あさばな節」「いきゅんにゃ加那」などのシマ唄が、木管楽器特有のぬくもりある音色とともに奏でられた。

奄美出身の出演者の一人として紹介された、龍郷町出身の鹿児島国際大学音楽学科4年・柳田竜志さん(22)は「尊敬する先生方や、同期、後輩と奄美で演奏することができてともうれしく思う」とあいさつ。この日は、高2年から始めたというファゴットを担当、その腕前を披露した。

鹿児島市の中学校時代の教え子である、椎原貫介さん(ファゴット)の演奏を見守った、龍南中教諭・岩井田万里子さん(54)は「アットホームな雰囲気で、木管の響きが心地よかった。みなさんの技量がとても高く素晴らしかった」とたたえた。