離島甲子園の日程決まる

来年夏の離島甲子園の日程などを決めた大会実行委員会

来年夏に奄美大島で開催される「第14回全国離島中学生野球大会（離島甲子園）」の第１回実行委員会が24日、奄美市名瀬の市民交流センターであった。大会日程について、８月21日～25日の５日間で実施、奄美群島日本復帰70周年記念事業として、奄美大島の５市町村の共同開催とすることを決めた。試合会場には、同市の名瀬運動公園野球場のほか、宇検村、瀬戸内町、龍郷町のグラウンドなど計４会場を使用、予選トーナメントなどを行う。

離島甲子園は、今月11日に死去した元プロ野球選手の村田兆治さんの提唱により、２００５年夏に佐渡市で開催された大会が前身。08年に第１回大会が伊豆大島（東京都）で開催、県内ではこれまでに10年と18年に種子島で開催されており、奄美群島での開催は初めてとなる。

実行委には、奄美大島の５市町村の首長らが出席、奄美市の安田壮平市長を委員長に、４町村長を副委員長とする選任案や大会日程案など５議案を承認した。

大会期間中のスケジュールは、１日目に組合せ抽選、２日目に開会式と予選、３日目が準々決勝と準決勝、４日目が決勝と閉会式など、５日目が奄美大島から各地への移動―などとなっている。

実行委によると、今年、新潟県の佐渡島で開催された大会には、全国の離島から奄美市と龍郷町を含む22チームが参加。来年の大会も同程度のチームが参加する予定で、選手や監督のほか、選手の保護者らを含め約６００人の来島が見込まれるという。

大会参加者らの宿泊や移動などを円滑に行うため、国内旅行チケットや宿泊などの手配業務などを担う旅行会社の選定については、企画提案による「プロポーザル方式」で業務委託する事業者を決定する。今月中にも実施要領を公表し公募する。