創作の面白さを体感

絵本の読み聞かせを行うよしながこうたくさん=知名小学校=

絵本作家のよしながこうたくさん 知名小で読み聞かせ

 【沖永良部】絵本作家のよしながこうたくさんによる読書会が25日、知名町立知名小学校(井手英男校長、児童数180人)であった。参加した全校児童は、よしながさんによる読み聞かせやワークショップを通して、創作の面白さを体感した。

 よしながさんは福岡県出身で、絵本『給食番長』の作者。全国各地を回り、読み聞かせなどのライブイベントを行っている。

 よしながさんは、絵本『給食番長』の中に出てくる学校のチャイム音「きーん、こーん、かーん、こーん」のリズムを児童と一緒にアレンジした後、絵本を読み聞かせた。

 子どもたちは、大きな身振りと感情豊かに読み上げるよしながさんの姿に、笑いながら見入っていた。

 ワークショップでは、子どもたちが絵本の仕事に挑戦。よしながさんと一緒にニンジンをモチーフにしたキャラクターを完成させると、キャラクターの名前やどのような生活をしているのかを考えた。

 6年の上村秀穂さん(11)は「『給食番長』はお気に入りの本なので、その作家さんに会えてうれしい。キャラクター作りも楽しくてすごくいいのができた」と話した。