関東安陵会75周年記念総会

関東安陵会新会長としてあいさつする田代清和さん
記念の講演をする英辰次郎顧問

英顧問の記念講演も

【東京】2022年度「関東安陵会創立75周年記念総会」(田代清和会長)がこのほど、東京都板橋区の板橋区立文化会館大会議室で行われ約60人が集った。コロナ禍を考慮し、事前の出欠での受け付け、懇親会も控えたものの、3年ぶりの開催に会場では笑顔の花が咲いていた。

12日に開催された総会は、昭和30年(大高6回卒)から平成6年(同45回卒)まで60人以上が集った。幹事長・平岡順子さん(24回卒)の司会で進行。黙祷後、副会長・惠原睦男さん(21回卒)が開会宣言した。コロナ禍の折、校歌は鑑賞・黙唱となった。あいさつに立った田代会長(26回卒、65)は、「創立120周年、甲子園出場と喜びの話題が続く中での就任は幸運だった。75周年を迎えた関東安陵会の会長として、責任の重さを感じている。会の発展に尽力したい」と出席者に笑顔で語り掛けた。

記念講演として、顧問の英辰次郎さん(9回卒、83)が登壇。英さんは「当時ばらばらだった同窓会を、『安陵はひとつ』だとして昭和21年に結束した。安陵は私の心のゆりかごだ」と、大中、大高の歴史に触れ、関東安陵会創立75年を祝った。

また、自身が喜界島から上京した様子や学生時代に過ごした「登山寮」での思い出も披露。本土復帰(昭和28年)に関わった「生徒会の熱気を、昨日のことのように思い出す」と懐かしそうに振り返っていた。

その後、祝電が披露され、会務報告、会計報告があった。監査報告は監事・川崎末一さん(19回卒)からされた。ほか、新役員が壇上で紹介され、前会長で顧問の中川裕雄さん(19回卒)の閉会宣言、一本絞めで散会となった。