瀬戸内町医療フォーラム

医療フォーラムで生活習慣病と健康について講演する嶽崎俊郎さん

生活習慣改善促す

健康促進のための医療フォーラム「ひぎゃ!健康まつり」が27日、瀬戸内町のきゅら島交流館であった。生活習慣病についての講演や「健康体操」の実践に、住民約20人が参加。特設ブースでの服薬相談などで健康への意識を高めた。

講演と体操で健康促進

町民の健康啓発を目的に町保健福祉課が主催。昨年、一昨年とコロナ禍で中止になり3年ぶりの開催となった。

「奄美の健康課題と強み」の演目で講演した嶽崎俊郎さん(鹿児島大学病院地域医療支援センター長)は、19年間奄美群島の医療や健康について研究を継続。研究データを基に、群島の平均寿命や血管年齢は優秀としながら、「生活習慣病による中年層の死亡リスクが高い」ことを指摘。早めの予防や健診での生活習慣改善を促し、「節度ある適度な飲酒」などを提言した。

健康運動指導士の泉麻生さん指導の「楽しい体操」では、上半身の肩甲骨や足裏の筋肉をほぐす柔軟体操に30分ほど汗を流した。「体全体の2%の表面積しかない足裏。その皮膚状態がひざや腰の痛みにつながるので、しっかりとしたケアが必要」と呼び掛けた。

設置された六つのブースでは、健康相談や血管年齢の測定、ドローンでの医薬品配送などの展示に見入る姿も。来館した田村美和子さん(57・古仁屋)は「中年世代の死亡率の高さに驚いた。健康維持のために、さっそく体操を実践したい」と意欲を見せた。

主催者の曻克己保健福祉課長は「コロナ禍で日常生活が大きく変わった。健康促進はますます重要になるので、役場が率先して協力したい」と話した。