コロナ、物価高騰支援

商品券を受け取る住民=30日、津名久防災会館

 

全村民に地域商品券支給
大和村

 

 大和村は11月30日、新型コロナウイルス感染症の影響長期化および、物価高騰などの影響による地域支援策として、「第3弾大和村地域商品券」の支給を開始した。全村民に村内加盟事業所で使える1万円分の商品券を配布。生活支援と地域活性化を図る。

 地域商品券は、1人当たり500円券10枚つづりを2冊。有効期限は来年2月28日で、村内44事業所で使用できる。

 30日は、村職員が村内11集落の公民館や特別養護老人ホーム・大和の園などに出向き配布作業を行った。午後1時30分から配布を始めた津名久防災会館(対象79世帯130人)では、印鑑を持参した住民が訪れ利用上の説明を受けて商品券を受け取った。

 豊原ハマ子さん(80)は「食品などいろいろと高騰しているので助かる。ガソリン代に使いたい」と話した。

 同村企画観光課の藤村雄樹主査は「商品券のデザインは村内4小学校の児童が選び、大和村の良さが伝わるデザインとなっている。少しでも生活支援に役立てれば」と語った。村民853世帯1416人が対象で、1日以降も村役場の同課で受け取りが可能(事前連絡が必要)としている。