トップ切り操業開始

安全操業を願い、サトウキビを機械に投げ入れる関係者ら=1日、南栄糖業=(提供写真)

搬入8万㌧超見込む 関係者が安全祈願
南栄糖業

 【沖永良部】鹿児島、沖縄両県の大型製糖工場のトップを切り南栄糖業(株)(武吉治社長)が1日、2022/23年期の操業を開始した。今期の搬入量見込みは、8期連続の8万㌧超えとなる8万2059㌧(前期実績9万1429㌧)で、町別で和泊町3万597㌧、知名町が5万1462㌧。年内操業は9期連続。

 出発式で、沖永良部さとうきび生産対策本部の福茂治本部長は「前年と比べて圧搾日数が短くなっているので、関係機関と協力して計画を進めていきたい」とあいさつ。武社長は「今年は会社の創立60周年という記念すべき年。生産者の努力に支えられて今日まで歩むことができた。今期も感染症対策を徹底しながら安定安全操業に向けて取り組んでいく」と述べた。

 安全祈願祭では、福本部長や武社長、知名町の今井力夫町長、和泊町の伊原拓也副町長ら6人がサトウキビの束を機械に投げ入れ、安全操業を願った。

 年内は27日に搬入終了。年明け1月5日から再開し、3月26日に終了予定。