着付け、反物着装を体験

大島支庁で行われた「本場奄美大島紬研修会・販売会」。着付け、反物着装体験をした職員4人ら

紬製品、小物類の販売会 大島支庁で開催
「軽くて、さらさらしている」

県大島支庁主催の「本場奄美大島紬研修会・販売会」が8日、支庁4階大会議室で開かれた。本場奄美大島紬協同組合女性部会(前田紀子会長)が開催に協力。新川康枝支庁長、職員合わせて16人が参加した。研修会では、男性・女性職員2人が大島紬の着付けを体験、女性職員2人が反物の着装を体験した。販売会では、出店した6店舗がそれぞれの紬製品を販売、製品の説明に応じていた。

事務局によると、毎年度1~2回開催、今年度で16回目の開催となる。

開会あいさつした前田会長は「大島紬の魅力はその歴史、世界三大織物といわれていること。良さは1着を20~80歳代まで着れること。きょうは紬の良さ、素晴らしさを勉強、体験してほしい」などと述べた。

着付け体験指導は、栄夏代さん(栄着付け教室)、川畑よつ子さん(川畑呉服店)が担当し、女性職員は龍郷柄、男性職員は有馬柄の大島紬の着付けを体験。体験後、男性職員は「軽くて、さらさらしている感じ」、女性職員は「軽い」などと感想を話した。

質問タイムでは、「1着仕立てるのにどれぐらい日数がかかるのか」「保存・保管方法はどのようにしているのか」との質問が出た。

販売会では▽まえだ屋(笠利町宇宿)▽前田織物(名瀬港町)▽紬のとくやま(名瀬末広町)▽福永織物(名瀬朝仁町)▽藤村店(龍郷町)▽川畑呉服店(名瀬港町)―が出店。開始前、それぞれの店の製品の種類、お客に合わせた製品づくりに努めていることなどを説明していた。

店頭には、紬製品のネクタイ、バッグ、ストール、名刺、ネックストラップなどが並べられ、販売した。