歌手の城南海さん3度目の観光大使に

和やかな委嘱式に笑顔の城南海さんと伊集院幼大和村長

「大和村どんどん紹介します」

 【東京】奄美出身の歌手・城南海さんに対して、大和村(伊集院幼村長)から観光大使(3回目)としての委嘱式が、このほど行われた。城さんは「大和村をどんどん紹介し、発信していきます」と故郷の魅力を広めていく意欲を語った。

 「大和村の観光大使委嘱式」があったのは11月19日。城さんが所属する事務所の本社がある、東京都港区六本木で行われたもの。城さんは、大島紬(白大島)を基にデザインされた衣装で登場。伊集院村長からの委嘱状と名刺500枚などを「早速宣伝します」と笑顔で受け取っていた。

 城さんは、2015年11月15日に、同村観光大使第1号として任命された。その後、18年に2回目、そして今回が、25年11月18日までの委嘱期間となっている。 

 伊集院村長は「南海さんの親戚がいること、彼女の発信力、さらに歌声の素晴らしさに期待したこと」が城さんを観光大使とした理由だと説明。城さんは「自分のルーツなので、うれしいです」と3度目の委嘱に目を輝かせ、100歳となった大和浜の親戚や、八月踊りの話題などを和やかに交わしていた。「フクギの並木道が好きです。マテリヤの滝も子どもの頃の思い出があります」と脳裏に懐かしい日々を描いているよう。続けて「大和村の魅力をコンサートやSNSでどんどん発信していきます」と語った。

 城さんは、15日に神奈川・「横須賀芸術劇場」で、16日は葛飾区「かつしかシンフォニーヒルズ」で開催されるコンサート「南の島の歌姫たち」の一員としてステージに立つ。