徳之島徳洲会病院 移転新築へ地鎮祭

徳之島町亀津から同町亀徳に移転新築する徳之島徳洲会病院(完成予想図、円内は地鎮祭で東上理事長)

亀津から亀徳へ
25年5月開院、展望レストランも

 【徳之島】医療法人徳洲会・徳之島徳洲会病院(徳之島町亀津)の移転新築工事地鎮祭が11日、移転先となる同町亀徳であった。各界代表など約50人が出席。国内最大の病院グループの同医療法人創設者の徳田虎雄氏(徳洲会名誉理事長)の〝原点の地〟における離島医療のさらなる充実に期待。最上階に展望レストランの集いの場も設置、2025年春の開院を目指す。

 徳之島町亀津市街地に86年10月に開院した徳之島徳洲会病院の施設の老朽化に伴い、同医療法人グループ各病院の移転新築計画の中で推進。移転先は、徳田虎雄氏の出身地にある「徳田虎雄顕彰記念館」(同町亀徳2691)に近接地する同町亀徳字タメシ2629―1。敷地面積は約3万3平方㍍。

 建物の規模はRC造の地上6階建ての建築面積6327・3平方㍍、延べ床面積1万8058・8平方㍍(病床規模250床)。1階に受け付けカウンターや外来、救急、放射線などのほか、2階には人工透析、通所リハビリテーション室など。病棟は3~5階に配置。6階の最上階には、世界自然遺産の島から太平洋が望め、一般利用もできる展望レストランも開設。駐車場収容台数は約430台を計画している。

 地鎮祭では、施主の東上震一徳洲会理事長や設計監理の㈱内藤建築事務所(菅忠昭執行役員西日本統括部長)、施工の㈱熊谷組(櫻野泰則代表取締役社長)が地鎮の儀。地元選出県議や徳之島3町長、亀徳集落代表らも神前に玉ぐしを捧げて工事(工期は25年4月30日まで)の安全施工を祈願した。

 東上理事長はあいさつの中で「太平洋を望む絶好の地。この地は徳田先生(名誉理事長)を大阪大で学ばせるために徳田家が切り売りした土地とも聞く。周り巡って〝原点の地〟を徳洲会が取得して新しい病院が。徳田先生が一人で病院を建て始めた徳洲会は来年で50周年。移転新築は島の方々には2度目の奇跡だと思う」とも述べた。

 徳田名誉理事長代理(徳田毅㈱徳洲会代表取締役)や県議、徳之島3町長らもあいさつで36年前の徳之島徳洲会病院開院当時の思い出も回顧しつつ、完結型の離島医療の充実に期待を寄せた。