宇検村「みん○」プロジェクト

気軽に参加、楽しめる場づくりを目指しワークショップが開かれた(17日、宇検村湯湾・結いの館)

気軽に話せる場づくりへ 他地域事例から方法学ぶ

住民たちが気軽に話せる場所づくりを目指す「みんなの○○をつくるプロジェクト」(以下、「みん○」)のワークショップが17日、宇検村湯湾の「結いの館」で開催された。村保健福祉課主催。村職員含め約20人が参加。他地域で実践している運営者とオンラインによる相談など、実例を基に場所のつくり方を学んだ。

村保健福祉課は、2020年から「地域共生の村づくりプロジェクト」を推進。その一環として、4月から村民同士の本音の対話を目的とした「くりしいっちゃん(これでいいのだ)座談会」を開催。11月からは、本音で話せる場所づくりを目指す「みん○」がスタートした。

2回目の今回、東京、長野で運営されているシェアハウスや古民家の利用実例を紹介。運営者らとオンラインでつなぎ、質疑応答の時間が設けられた。

屋鈍から参加、カフェのような集いの場を目指す、髙島聡二さん(50)は「他地域の例を参考に、奄美、宇検ならではの環境を生かす場所が出来たら」と話した。

同課の浅尾晋也さん(37)は、同プロジェクトの今後に対し「大々的な場でなく、2~3人、10人くらいが集まる場がたくさんできれば、参加したい場所を選べて楽しめると思う。場所づくりだけでなく、要望がある座談会も並行して開催していきたい」と語った。

次回、SNS上で参加者同士、場所の選定、オープン方法などを話し合い、来年1月から2月中旬にかけて数カ所で試験運用が始まる予定。