「やせいのいきもの絵画展」

「森を旅するルリカケス」を描き、低学年の部で大賞を受賞した納琉亜さん(名音小3年)

大賞は福岡君(亀津小5年)と納さん(名音小3年)

奄美群島内の小中学生を対象とした「第23回やせいのいきもの絵画展」が17日から始まり、入賞者24人の賞状授与式が大和村防災センターで行われた。応募総数200点(応募校20校)の中から「いきもの大賞」は、徳之島町亀津小5年の福岡友輝君と大和村名音小3年の納琉亜さんがそれぞれ受賞。感性豊かに描かれた200枚の絵画は、環境省奄美野生生物保護センター企画展示室で来年2月5日まで展示される。

子どもたちに奄美の野生生物や自然を感じてほしいとの趣旨で、同センターと奄美自然体験活動推進協議会が毎年開催。今年は奄美群島国立公園5周年を記念し、奄美・やんばる広域交流推進協議会も共催。「大好きなわきゃシマのくらしと自然」をテーマに個性あふれる作品が集まった。

納さんの「森を旅するルリカケス」は、色鮮やかなルリカケスが奄美の豊かな自然に羽ばたく作品。「見たことのないルリカケスを想像して中央に大きく描いた。たくさんの色の重なり具合を工夫した」と笑顔。昨年に続き大賞を受賞した福岡君は、徳之島の闘牛の様子をダイナミックに描いている。

大賞以外の入賞者は次の通り(敬称略)。

【あざやか賞】▽低学年=名音小3年重村希和、奄美小3年元優誠▽高学年=朝日小6年一鷹秀晴、鹿浦小5年久留煌大【ユニーク賞】▽低学年=名音小1年上野鉄晴、朝日小1年渡瀬陸斗▽高学年=大棚小4年徳雷汰、朝日小4年渡瀬ゆり【審査員特別賞】▽低学年=亀津小2年安東郁哉、名音小3年勝遥也▽高学年=大棚小5年杉島希空、赤木名中1年平島杏珠【国立公園5周年記念特別賞】▽低学年=喜界小2年田中志音、今里小3年永田要、鹿浦小3年久留暉仁、名音小1年松本真愛、亀津小1年森一喜▽高学年=名音小6年川畑美月、阿室小5年富岡優、鹿浦小5年直木夕士、鹿浦小6年直江明日、阿室小5年前田幸生