阿室小が2年連続優秀賞

個人の部、団体の部ともに入賞した阿室小学校(21日、宇検村阿室)

宮原君(6年)金賞他7人入賞
「みどりの小道」環境日記コン

環境保全を目的とするNGO団体、(一財)グリーンクロスジャパンが主催する第24回「みどりの小道」環境日記コンテストでこのほど、宇検村の阿室小学校(中村正治校長、児童16人)が団体の部で、2年連続となる優秀賞に選ばれた。個人の部では同校6年・宮原航太君(11)の金賞受賞のほか、児童7人が入賞した。

同コンテストは、小学生が「環境」「SDGs」に関する日記を8週間書き付け、身近にある地球環境について考える、同団体の環境教育プロジェクトの一環。同校では、2020年から毎年6、7月の2カ月間、全学年で環境日記に取り組んでいる。

銀賞を受賞した5年・小城美玖さん(11)は「日記を書くことで世界自然遺産となった奄美の自然、生き物の大切さがよく分かった」と話し、同じく銀賞の同・田畑心々菜さん(11)は「地域によって自然に対する取り組みの違いなど、深く知ることができた。世界の人たちに自然の大切さを伝えたい」と希望を語った。

同校で環境教育の指導に当たる岩切敏彦教諭(59)は「3年間、環境日記に取り組んできたことで、環境問題に限らず課題を見つける力や観察力、考える力などが付いてきた。奄美の自然に対しても、これからも考えを深めていけると思う」と話した。

同校の被表彰者は次の通り(敬称略、全て個人の部)。

▽金賞(審査委員長特別賞) 宮原航太(6年)▽銀賞(グリーンクロスインターナショナル賞) 小城美玖(5年)、田畑心々菜(同)▽銅賞(グリーンクロスジャパン賞)富岡優(5年)、宮原怜(4年)、上米良心菜(3年)▽佳作(グリーンクロスジャパン激励賞)小城祐美(6年)▽審査員特別賞(若葉賞)宮原和玖(2年)