年末年始交通事故防止キャンペーン

歩行者らに啓発チラシなどが手渡された(23日、奄美市名瀬・中央通り)

マナーアップで命を守る
奄美市

 奄美市市民協働推進課は23日、2022年度年末年始交通事故防止運動キャンペーンを、同市名瀬末広町の末広本通りや中央通りで行った。参加者たちは、行き交う車両や通行人に啓発チラシなどを手渡し、交通事故防止を呼び掛けた。

 同キャンペーンは、県の「年末年始交通事故防止期間」(12月10日~来年1月10日)の一環。夕暮れ時、夜間の交通事故が増加しやすい同期間中に、広く市民に交通安全意識の普及・浸透を図り、交通ルールの厳守と正しい交通マナーの取り組みで事故を防ぐことが目的。市職員、奄美署、各交通安全団体など約70人が参加した。

 出発式を同市名瀬末広町のAiAiひろばで開催。交通事故犠牲者に対する黙とうが捧げられ、安田壮平奄美市長、久保田昌二奄美署長があいさつ。その後、「交通安全」と書かれた黄色のタスキを着用した参加者たちが各通りに移動。安全運転を訴えるのぼりを前に、街頭キャンペーンを行った。

 この日はチラシのほか、多発するロードキルの注意を呼び掛けるマグネットなど啓発グッズ約300個を用意。雨が降る、あいにくの天候の中で行われたキャンペーンだったが、多くの歩行者、ドライバーらは参加者たちの呼び掛けに応じ、各グッズを受け取った。