【沖永良部】知名町社会福祉協議会(宗岡須賀美会長)は21日、同町立田皆小学校5年の牧野智大君に「児童・生徒ふれあいボランティア活動事業」認定証を授与した。町の認定第1号となった牧野君は「ボランティア活動をすると気持ちがいい。これからも続けていく」と語った。
同事業は、地域や福祉への関心を高めてもらおうと、2012年度からスタートし、現在県内の34市町村で実施されている。知名、和泊両町では昨年度から取り組んでいる。
子どもたちが学校外でボランティア活動をするごとにスタンプを付与し、10個貯まると、社協から認定証が交付される。対象となる活動は、地域内清掃や福祉施設等への訪問、郷土・地域の文化伝承活動など。
牧野君は、県道の清掃やお墓の掃除などを自主的に行い、夏休みには集落の伝統芸能「田皆ヤッコ」の練習に参加し、踊りを習得した。
同日は田皆コミュニティーセンターで認定証授与式があった。牧野君に認定証を手渡した宗岡会長は「これからも優しく思いやりのある行動で周りの人を助け、みんなの手本となってほしい」と激励した。