黒山の人だかりができた「マグロ解体ショー」(試食刺身の無料配布)=25日、徳之島町亀津新漁港
「徳之島肥育牛」の和牛焼肉販売も関心をあつめ行列ができた
マグロ解体、地元肥育和牛肉が人気
【徳之島】徳之島町「食と農林漁業の祭典」(町および同実行委員会主催)が25日、「コロナからの復活祭」と銘打ち3年ぶりに亀津新漁港であった。表彰に続き舞台演芸、徳之島肥育牛の焼肉やマグロ解体ショー、農産物販売など多彩なコーナーで来場者たちを楽しませた。
久々の快晴にも恵まれ、同特設会場には買い物客などが次々来場。催し物コーナーでは、町漁業集落(徳田進代表)組合員たちによるクロマグロ(68㌔)=宇検漁協が協力=の解体ショーと試食用刺身の無料サービスが好評だった。
町内で生産・肥育され、「A5等級、徳之島生まれ・同島育ちの徳之島牛」をキャッチフレーズにした和牛焼肉の販売(200㌘×計400パック、部位別価格)のブースにも行列ができた。
ほか、鮮魚販売や海の生き物展示、畑かん推進相談会、さとうきび重量当てコンテスト、親子木工制作体験、農業関連展示などもあった。
高岡秀規町長(同祭典大会会長)はあいさつで「コロナ第8波の対策も推進。2年後は世界自然遺産センターと道の駅(同町花徳)もできる。交流人口増に欠かせられないのは食文化であり農林漁業、そして闘牛や芸能文化です」などとアピールした。
ステージでは地元のダンスグループや琉球舞踊、「こんちはる」(松山千春ものまね)ゲストライブも。鮮魚が賞品の「お魚じゃんけん」ゲームやお楽しみ抽選会でもわかせた。
同夜併催予定だった同町「どんどん祭り」花火大会は、輸送船舶の欠航のため延期となった。