経済拠点のさらなる充実へ

新会館の完成予想図(提供写真)

奄美大島商議所 23年7月完成、新会館地鎮祭

奄美大島商工会議所(有村修一会頭、会員数1116)が奄美市名瀬入舟町の旧会館跡地に建設する新会館の起工式が28日、同建設予定地であった。関係者ら約30人が神事で工事の安全を祈願し、経済拠点としてのさらなる機能充実に期待を寄せた。2023年7月末の完成を目指す。

旧会館は1957年開設。60数年を経て建物の老朽化が進んだことなどから建て替えを計画してきた。

新会館は鉄骨コンクリート造2階建てで、敷地面積約175平方㍍、延べ床面積約274平方㍍。指導業務の充実に向けて同室を広くしたほか、エントランス横の1・2階に掛かる外観部分には大島紬模様のガラスブッロクを取り入れ、地域に密着した商工会議所であることを表した。

地鎮祭には有村会頭のほか、役員や職員、設計・施工関係者ら約30人が出席し、地鎮の儀など神事を執り行った。あいさつした有村会頭は「機能性と効率性を重視し、身の丈にあった会館となるよう計画を進めてきた。工事の安全と無事の完成を心から願いたい」と述べた。

着工は来月5日を予定。設計監理は㈱重信設計、施工はヤマシタ建設㈱が担う。