奄美市など官公庁で仕事納め

1年を振り返り、安田市長の訓示が行われた奄美市の仕事納め式

安田市長が訓示「様々な課題に挑戦した一年」

奄美の官公庁は28日、「仕事納め」を迎えた。奄美市役所では仕事納め式があり、安田壮平市長が、新型コロナウイルスの感染対策などの対応に追われた2022年を振り返り、 職員の労をねぎらいながら、1年間の働きに感謝を伝えた。

同市の仕事納め式は、昨年、一昨年と新型コロナ対策として密になることを避けるため、部課長級の幹部職員など一部の出席のみで行われていたが、今年は、業務に支障のない職員ら約100人が出席、住用、笠利の両総合支所の職員らはオンラインによるモニターを通して参加した。式に先立ち、勤続25年の職員10人の表彰も同時に行われた。

安田市長は、新型コロナの第6波、第7波と感染者が爆発的に増えた今年の感染状況などに触れながら「影響が秋ごろまで続き、感染対策など大変だったと思うが、夏場以降、何とかイベントの開催なども行いながら、市民生活も次第に落ち着き、ウィズコロナを実感した一年だった」などと振り返った。

また、ロシアによるウクライナ侵攻など不安定な社会情勢、エネルギー価格高騰や円安などによる物価高、約4カ月に渡り副市長が不在となった人事など、市長就任後初めて1年間を通して市政運営に携わったことに触れ「職員に心配をかけたことも多かったが、皆さんの協力により乗り越えることができた」と感謝。「さまざまな課題に挑戦した一年だった。年末年始は英気を養い、新しい年も挑む姿勢を忘れず、皆さんの力を結集してほしい」などと呼び掛けた。

同市を含む群島内の官公庁の仕事始めは1月4日。