群島各地で20歳の集い

新たな決意を胸に式典に臨む名瀬・住用地区の新成人ら

 

 

47人が出席した奄美市笠利地区

 

奄美市は名瀬・住用、笠利地区で

 

 奄美群島9市町10会場で2、3日、20歳の門出を祝う式典があった。成人年齢が18歳に引き下げられたことで、これまで成人式として行われていた式典は、自治体ごとに名称を変更。新型コロナウイルス感染症対策が行われるなか、20歳を迎えた若者らは、大島紬や振り袖に身を包み、晴れやかな表情で旧友らとの再会を喜んだ。式典では、来賓者らの祝福を受け、節目の決意を胸に新たな一歩を踏み出した。群島内の二十歳を迎えた若者を祝う式典は、4日に瀬戸内町、大和村、宇検村でも開催される。

 〈奄美市名瀬・住用地区〉

 奄美市名瀬の奄美文化センターで「二十歳のつどい」があり、同市名瀬、住用両地区の20歳を迎えた若者約300人が出席した。

 20歳を代表し実行委員長の実真凜(さねまりん)さん(奄美看護福祉専門学校2年)が「島の温かい人たちに見守られて育ってきました。今年は奄美群島が日本に復帰して70周年の節目の年。奄美の自然や歴史、文化を伝えていく架け橋になれたらと考えています。まだまだ未熟なところもありますが、温かく見守ってください」とあいさつした。

 安田壮平市長は「若い皆さんには多くの可能性が広がっている。失敗を恐れず、さまざまなことに信念を持って挑戦し、未来を切り開く人生を歩んでいただきたい」と激励した。

 新成人を代表して積山玲奈さん(同専門学校2年)が意見発表し、「離島では医療従事者が不足しています。奄美で看護師として少しでも貢献できる人になりたいと思っています」などと決意を新たにした。

 

 〈奄美市笠利地区〉

 同市笠利町の農村環境改善センターで式典があり、同地区の対象者53人のうち47人(男24人、女23人)が出席した。大部分の若者が伝統柄や白といった艶やかな大島紬に身に包み、大人としての自覚を新たにした。

 式は「奄美群島日本復帰70周年記念」と銘打ち、道の島太鼓の力強い演奏で幕開け。安田壮平市長があいさつし「今は世界のどこにいても古里のために貢献できる時代。(これからも)奄美繁栄のために皆様の力を貸してほしい」と呼び掛けた。

 出席者を代表し、丸田晴樹さん、豊紅茉さん、竹田荘汰さん、栄陽菜さんの4人が意見発表。「将来的には島に帰って、地域のために貢献したい」などと決意をにじませた。