新極真会、新春寒稽古

新春寒稽古で精進を誓い合った新極真会館奄美の徳之島、天城両分支部の道場生たち=7日、天城町与名間ビーチ

徳之島・天城両分支部 寒風つき精進誓う

【徳之島】新極真会奄美支部・徳之島分支部(政岡健作分支部長)と天城同(仲山博喜同)の両道場生の「新春寒稽古」が7日午後、天城町与名間ビーチであった。気温18・5度、北北西のやや強い風(約10メートル)が吹く中、海水に浸っての基本練習などで精進を誓い合った。

両分支部は今年で開設23、24年目。現道場生は6歳から上は60代まで計約40人。練習拠点は徳之島分支部が徳之島町合同会館(亀津)、天城同は天城町岡前に私設道場を置く。ちなみに新型コロナの影響で昨年11月に3年ぶり開かれた県大会では、高校軽量級男子と中学生女子2年生の部の2部門を制覇するなど4人が入賞している。

新春寒稽古は「どんな困難にも負けない強い心身の鍛錬を」との恒例行事。今春は約20人が参加。参加者たちはロードランニングで脚力を鍛えた後、砂浜上で基本型の練習や、正拳突きによる板割りなどでウオーミングアップ。この後、男性陣は上半身裸になり、全員で腰付近まで海水に浸かり、気合を込めて正拳突きと前蹴りを繰り出して水しぶきを上げた。

道場生の1人・美島陸人君(岡前小6年)はくちびるを震わせながら「とても寒かったが、今年は練習をしっかりしてもっと強くなりたいです」とにっこり。

政岡分支部長(56)=北中校長=は「やっと大会に出られるようになったので、まず5月の奄美空手道選手権大会を突破。そして11月の県大会を目指したい」。仲山分支部長(50)=団体職員=も「練習で頑張る子たちを育てて、各大会の上位を狙わせたい」と話した。