阪神・近本光司選手が沖永良部来島

歓迎セレモニーで地元の子どもたちと記念撮影する近本光司選手(中央)=沖永良部空港=

3年連続で自主トレ WBC出場へ「できることやるだけ」

【沖永良部】プロ野球、阪神タイガースの近本光司選手(28)が10日、自主トレで沖永良部島に入った。 島での自主トレは3年連続。3月開幕のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場に向けて「選ばれても、そうでなくても後悔がないよう自分ができることをやるだけ」と語った。

プロ4年目の近本選手は、昨シーズン132試合に出場。打率2割9分3厘、154安打はともにリーグ6位で、5~7月にかけては球団タイの30試合連続安打を記録した。盗塁数は30個で2年ぶり3回目のセ・リーグ盗塁王を獲得。2年連続でゴールデン・グラブ賞とベストナインに選ばれた。

この日は、近本選手とトレーナーの植松弘樹さんが来島。沖永良部空港で開催された歓迎セレモニーで、知名町の赤地邦男副町長は「これほど走攻守の三拍子がそろった選手はいない。島民全員が近本選手を応援している」と激励。

近本選手は「昨年はけがもなくシーズンを終えることができた。それも沖永良部での自主トレのおかげ。今年もこの島からスタートして良い成績を残したい」と語った。

自主トレは、和泊町の町民運動広場や知名町の沖永良部スポーツクラブELOVEを拠点に23日まで行う。