「118番」書道で周知へ

118番周知、海洋環境保全に向け大島高校書道部員らが呼び掛けた(14日、奄美市名瀬)

 

 

はかま姿で「きょら海」呼び掛け
奄美海保・大高書道部

 

 

 18日に海上保安庁の緊急連絡先「118番」の日を迎えるにあたり14日、奄美海上保安部と大島高校書道部らによる周知・啓発活動が、奄美市名瀬のイオンプラザ大島店の各階で行われた。海洋環境の保全も目的とした、限定品であるクリアファイルとリーフレットなど400セットを用意。はかま姿で参加した同部2年生8人らによる呼び掛けに、多くの買い物客が足を止めた。

 昨年11月、同保安部が、緊急通報番号118番を啓発する書道パフォーマンスを同校で初開催。奄美と東京の二拠点生活を送るタレントのIMALUさん(33)と同書道部が共同で奄美の海を願った「きょら海」の標語を制作し、配布されたクリアファイルに活用。ほかにも今回、周知活動の間設置された横断幕(縦2・5㍍、横4㍍)にも使用されている。

 活動に参加した、同書道部長を務める山下優美さん(17)は「(昨年11月の)書道パフォーマンスを通じて、118番のことを知った。その周知と奄美の海への願いが、部の書道活動を通して伝えられて良かった」と話した。

 横断幕は16日から、同保安部の庁舎に設置される予定。