3年ぶり生涯学習フェア徳之島町

90代2人を頂点にはつらつと(カラオケ徳和瀬教室生ら)=15日、徳之島町

各種講座の成果発表

【徳之島】徳之島町公民館講座の成果を発表する2022年度生涯学習フェア(町教育委員会主催)が15日、町文化会館であった。コロナ禍での公共施設の使用制限など影響もあって3年ぶりに開催。舞台発表や作品展示で学習の成果を発表しあった。

今年度の同町公民館講座・教室は計20講座を開設し、延べ250人が受講(子ども講座除く)。うち142人が修了基準(3分の2以上)を満たし皆勤者数は28人だった。

舞台発表には受講生ら含め約150人が来場。福宏人教育長は開会あいさつで「人生100年時代。生涯学習の推進は豊かな人生を送ることにもつながる」と期待。修了者代表して「さわやか整体」講座皆勤の寺園光さん(亀徳)に修了証書を授与した。

舞台発表の部では社交ダンスやカラオケ、終活講座、ギター入門、合唱などの七つの講座・教室生たちが出演した。

カラオケ講座・徳和瀬教室の受講生たちは90代2人を頂点に10人が出演して歌謡曲「女の純情」を披露。講師の私設カラオケクラブにも10年以上通っているという地元の徳キヨさん(90)は、「発表ができて良かった。耳は悪いが、家にばかりいるよりも仲間たちで集い、楽しく歌うことが楽しみです」と笑顔を輝かせた。

並行した展示コーナーでは、地産地消の郷土料理(写真)や陶芸、絵画、写真、木工作品などの力作で楽しませた。

主管課(社会教育課)の担当者は「公民館講座を再活発化させたい」と話していた。