奄美大島商議所新春賀詞交歓会

鏡開きで新年の幕開けを祝った奄美大島商工会議所の賀詞交歓会

地域経済の飛躍と繁栄誓う

奄美大島商工会議所(有村修一会頭)の新春賀詞交歓会が17日夕、奄美市名瀬の山羊島ホテルであった。市内の政財界関係者ら約80人が出席。奄美群島の日本復帰70周年を迎える節目の年の幕開けを祝い、地域経済のさらなる飛躍を誓った。

主催者を代表し、楠田哲久副会頭が体調不良で欠席した有村会頭のあいさつを代読。物価高騰や新型コロナウイルスの感染拡大により、島内の経済活動に大きな影響を及ぼしたことなどに触れた一方、昨年12月、懸案となっていた商工会議所ビルの建設が始まったことなどを報告。「早ければ今年の夏ごろには建設完了の予定。役職員一同より一層業務に励み、稼ぐ力の拠点として、会員の役に立てるよう努力したい」などとし、コロナ禍の影響で、多くの事業所から相談が寄せられ、新規会員の加入も増えていることから「今後も引き続き、会員増強に努めていきたい」と抱負を述べた。

また、今年が奄美群島日本復帰70周年の節目を迎えるほか、ウサギ年でもあることから「奄美の宝であるアマミノクロウサギにあやかり、奄美群島がさらに未来に向けて飛躍する年になることを願っています」などとあいさつした。

続いて、三反園訓衆院議員(鹿児島2区)、新川康枝県大島支庁長、安田壮平奄美市長があいさつ。新川支庁長は、「奄美大島商工会議所が地域の経済発展のために取り組んでいることを心強く感じている。引き続き、奄美地域の発展をリードし活性化に寄与していただきたい」と述べ、安田市長も「アマミノクロウサギのように奄美の飛躍の年になることを願っている。新しい挑戦で地域経済の成長を促し、稼ぐ地域づくりに努めていくため、支援、協力をお願いしたい」などと述べた。

鏡開きでは楠田副会頭らが威勢よく酒樽を開け、出席者ら全員で乾杯。今年1年の奄美経済の飛躍を願った。