知名町で住民説明会

町で進める大規模事業について説明する今井力夫町長(中央)=知名町=

 
 
持続可能なまちづくりへ
新庁舎建設進捗状況説明 情報公開を求める意見も

 

 【沖永良部】2022年度知名町「子や孫が誇れる持続可能な町づくり」住民説明会が22日、同町あしびの郷・ちなであった。 町で進めている三つの大規模事業▽新庁舎建設事業▽脱炭素化事業▽水道水の硬度低減化事業―について内容や進捗状況を説明。住民からは、脱炭素化事業において情報公開を求める意見などが出た。

 説明会には、オンラインを含め住民90人ほどが参加。町側は今井力夫町長や赤地邦男副町長、各担当課長ら約20人が登壇した。

 各事業について今井町長が説明。庁舎建設事業では、総事業費や工事の進捗状況のほか、職員駐車場を活用した雨水抑制施設の整備計画などを報告。脱炭素化事業では、新年度から新庁舎周辺で火力発電と連携した再生可能エネルギーの利用環境の構築と実証を行うとした。

 水道水の硬度低減化については、新設する上城浄水場に既存の5浄水場を集約し、合わせて硬度低減化施設を整備する計画を示した。

 質疑では、住民から「脱炭素に関する情報が町のホームページに掲載されていないので、公開してほしい」「フローラルホテルの施設の維持管理が不十分ではないか」「町内の小学校に設置されている太陽光パネルが使用できない状態になっているので、修理して活用できるようにしてほしい」などの意見が出た。