第52回徳州地域女性連大会

3年ぶりに開催、研さん交流した「徳州地域女性連大会」=28日、徳之島町文化会館

 

 

「心あたたまる元気な地域社会に」
3町地女連が研さん交流

 

 

 【徳之島】2022年度「第52回徳州地域女性連大会」(同地域女性団体連絡協議会主催)が28日、徳之島町文化会館であった。「心あたたまる元気な地域社会の実現に向けて~一人ひとりにできることから~」を全体テーマに、徳之島3町の各地域女性連代表の活動発表や講演会で研さん交流。テーマに基づく大会宣言と「女性の社会参画を積極的に進め、仲間づくりに努める」など4項目を決議した。

 社会経済情勢の変化にも伴う諸課題の解決に、同島3町女性の英知の結集―などを目的に各町で持ち回り開催。コロナ禍で3年ぶりとなり各町会員や関係者ら約330人が参加。大会会長の上原トヨ子徳之島町地女連会長は開会あいさつで「一人ひとりが手をつないで知恵を出し合い、大きな輪となり、元気な地域、明るい社会に輝かせよう」とアピール。

 高岡秀規徳之島町長らの祝辞に続き、各町地女連役員などを務め貢献した芝田エリさん(天城町)、新田和枝さん(同)、米良洋子さん(徳之島町)、森二三江さん(同)、保井悦子さん(同)の5人に感謝状を贈ってたたえた。

 シンポジウムの活動事例発表には、▽伊仙町(福祉分野)の中佐奈枝さんが「子どもと共に心豊かに~同町阿権集落を事例に」▽天城町(教育)の中野沙織さんが「島の未来=子どもたち 島も子どもも教育で可能性無限大」▽徳之島町(組織)の亀澤みのりさんが「地域と共に輝く女性連」と題し登壇した。

 中さんは「人と人のつながり・地域の良さを生かす・豊かな心を育む―をキーワードに活動。親子や地域とのコミュニケーションをテーマに質の高い集落になっている」。中野さんは、兼久小との諸体験活動などを通じ「島にある素晴らしい自然、文化や伝統、産業などを子どもたちにつなぎたい。島のことが大好きで、島のことを考える子どもたちに仕向けるのは、私たち大人の役割」。亀澤さんは、北区自治会での諸交流活動も通じ、「子育て中の若いママから先輩ママ〝ばぁば〟までそれぞれの立場や意見を大事にして、参加可能な時にやれる事を楽しく・和やかに・大きな輪に。これからも輝く女性連に」とも強調した。

 引き続き県青少年育成アドバイザーの徳森ひろみさんが「喜びと悲しみは背中合わせ~笑って生きよう」を演題に講演。日本に伝わる諺(ことわざ)にならった子育て、家族や地域の絆、学校・家庭・地域の連携は「笑顔のあいさつから」などとアドバイスした。