県フラワーコンテスト

亘さん(和泊町)ら3人が特別賞
沖永良部から出品も減少

【鹿児島】2022年度鹿児島県フラワーコンテストが2日、鹿児島市の県民交流センターであった。、奄美関係では亘巧生さん(和泊町)のスプレーギク「ポワル」=写真右=が鹿児島県議会議長賞、平秀徳さん(知名町)のテッポウユリ「ひのもと」=写真中=が九州農政局長賞、田尻博樹さん(同)のグラジオラス「ポリシャスフリスビー」=写真左=が日本花き卸売市場協会長賞を、それぞれ受賞した。

県花き振興会の主催で、花き生産の技術向上、商品性の高い花づくりに対する生産者の意識を高めるために毎年開催されている。今年は県下20市町村からスプレーギク、テッポウユリ、カーネーションなど11部門に154点が出品。審査員が金・銀・銅賞を選び、金賞の中から特に優れた11点を「農林水産大臣賞」「鹿児島県知事賞」など特別賞に選出する。

一昨年は198点、昨年は246点の出品があったが、今年は大幅減となった。年末や先週の寒波、日照不足、強風の影響などで、テッポウユリ、グラジオラス、ソリダゴなど沖永良部の開花が間に合わず、出品数が少なかった。その中でも「商品価値が高く、技術力の高さを感じさせるもの」(仮屋崎義友審査委員長)が特別賞に選ばれた。

特別賞受賞者の表彰式(4日)、入賞出品物の展示(4、5日)は鹿児島中央駅アミュ広場で開催される「フラワーフェスタINかごしま2023」である。