喜界町がPR

プロモーション動画「サンゴでできた喜びの島」のタイトル画面

動画には観光名所や集落の日常風景など様々な場面がちりばめられた

島の魅力、動画で発信 2週間で100万再生突破
自然や風景、日常生活を4K映像で

 喜界町は1月26日から、「知る」「また行く」「住みたい」をテーマに喜界島の魅力を発信する4本のプロモーション動画を公開した。雄大な自然やアクティビティ、集落での暮らしや生活風景が織りなす喜界島の物語を、高精細な4K映像で表現。町民も巻き込んだ美しくスタイリッシュな映像で、同町が誇るサンゴの島の魅力をPRしている。

 動画は、喜界島への関心を高め、入込客促進につなげていこうと制作。事業には奄美群島振興交付金を活用した。

 動画は、喜界島を知ってもらう「サンゴでできた喜びの島」、島へのリピートを促す「いつも心に残る島」、移住・定住の予備軍に向けた「優しさも、おすそ分け」の3本に、ダイジェスト版「喜びの島」を加えた計4本を制作。映像は約2分半~6分で、動画投稿サイト・ユーチューブで公開。子どもから高齢者の20人を超える町民も主演者として協力し、島の観光名所や風景、集落の日常や催事の場面などをありのままに紹介している。

 移住・定住向けの「優しさも、おすそ分け」では、自転車で出かけた移住者(役者)が町内を右往左往と巡り、喜界島にしかない風景との出会いや人の温かさにふれる様子などを次々と描いた。挿入曲では、同町唄者の川畑さおりさんが楽曲を提供。隈崎悦男町長もクジラの目撃情報を伝える町民役を演じている。

 3本の動画はそれぞれ、公開2週間で再生回数100万回を突破した。コメント欄には「絶対に行きたい」「美しい島。都会からの移住も納得」「愛であふれた島」といった好意的な言葉が続々と寄せられている。

 動画は、広報や各種イベントにも展開していく予定。同町企画観光課は「魅力を発信することで少しでも喜界島を知ってもらえればと制作した。喜界島に行ってみたい、住んでみたいとなるよう(今後も)工夫しながら活用していきたい」と話している。

 事業者は昨年6月にプロポーザルを実施し決定。企画・制作は81Plus㈱(東京本社)が手掛けた。