昨年参院選で総務大臣表彰

総務大臣からの表彰状を手に安田市長(中央右)と記念写真を撮る屋宮会長(同左)ら市明推協の委員

啓発活動など投票率アップに貢献 奄美市明推協

奄美市明るい選挙推進協議会(屋宮重藏会長、56人)が、昨年7月に行われた第26回参議院議員選挙で、選挙啓発活動を積極的に行い、投票率の向上などに貢献したことが認められ、総務大臣表彰を受賞した。16日に奄美市役所あった伝達式には、同協議会の委員らが出席、安田壮平市長から屋宮会長に表彰状が手渡された。

市選管によると、同協議会は、同選挙の啓発活動として、市教育委員会主催の生涯学習講座で、明るい選挙の推進をテーマにした寸劇や歌、踊りを披露して、出席者らに投票を呼び掛けたほか、市議会が「選挙無違反の日」と定めた6月18日と投票日3日前の7月7日に、市内の商店街などで投票の呼び掛けなどを行った。

市選管によると、同協議会の活動の効果などもあり、同選挙では、2019年7月の前回参院選の投票率(51・20%)を1・66ポイント上回る52・86%を記録するなど、投票率のアップにつながったという。

同協議会は2008年に選挙推進優良活動の全国表彰を受賞したことがあるが、国政選挙で大臣表彰を受けるのは初めて。屋宮会長は「日頃の啓発活動を評価していただき大変うれしい。今年は、県議選や市議選など市民にとって重要な選挙が続く。今後もしっかりと活動を行い、明るい選挙の推進に努めたい」と喜んだ。

表彰状を伝達した安田市長も「日本復帰70周年の節目の年にうれしい報告ができて良かった。今後も投票率の向上などに向け、活動を続けてほしい」と話した。