「世界に向け奄美PRへ」

日本からの参加を待ちわびるNY奄美会のメンバーら(左端が榮会長=提供写真)

パレード参加者を大募集
NY奄美会

 【東京】ニューヨーク奄美会(榮秀吉会長)が、マンハッタンで行われるパレードへの参加者を広く募っている。開催は5月13日。「世界に向けて奄美を一緒にPRしましょう」と呼び掛けている。

 同会が多くの参加者を募集しているのは、ニューヨーク市マンハッタンのセントラルパーク沿いを歩き日本文化をPRする「ジャパンパレード」。同日(土曜)の午後1時から3時半に予定されているもの。2022年に初めて開催され、約2300人が参加、和太鼓や伝統芸能に沿道を埋め尽くした数万人から大歓声があったとメディアでも紹介された。

 奄美市名瀬出身の榮さんは「私たちメンバーは、世界自然遺産に登録された古里・奄美群島をアピールする絶好の機会と感じている」と語っている。

 1団体のパレード参加者は最大で100人までという。行進では最初に各団体が紹介されるが、その際に「シマ唄と六調を披露。行進の先頭には『世界自然遺産登録の美しい島』との趣旨のフラッグを掲げる」などの計画があり、大島紬や唄者らを募集、「必要アイテム」としている。当日はフードフェアも開催されることから、現在、同会は奄美群島広域事務組合と物産展に向けて調整しているようだ。

 正式な参加エントリーの前に参加者の意向を確認したいとのこと。各地の郷友会や同窓会単位での参加が望ましいという。随時オンライン等で説明会を行っていく予定だ。榮さんは「今年は奄美群島本土復帰70周年、さらにNY奄美会結成10周年の節目でもあります。多くの島んちゅの皆さまに賛同、ご参加をたまわりたい」と力説。「マンハッタンでの島風を共に」と思い描いている。

 連絡先・申込先は、ニューヨークジャパンパレード参加実行委員会事務局の榮さんまで。

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