第1回おがみ山ハイキング

大人から子どもまで各イベントを楽しみなが健康増進に取り組んだ第1回「おがみ山ハイキング」(26日、奄美市名瀬・おがみ山)

笑顔を通して健康づくり 山道に各イベント用意

「1日一笑、1日百菜、1日万歩でめざせ健康」――。奄美市名瀬のおがみ山で26日、市と各民間団体で構成された「D―1プロジェクト」実行委員会(泉昌江会長)主催の第1回「おがみ山ハイキング」があった。家族連れを中心に約140人が同山麓にある出発地、県大島支庁駐車場に集合。山道には各イベントが用意され、参加者たちは山登りを楽しみながら、さらなる健康づくりに励んだ。

同実行委は、2019年に市健康増進課、住民代表、NPO法人など各事業所が、健康づくりの推進を目指し発足。ハイキングは「どぅくさ(健康)が1番」を意味する「D―1」プロジェクトの一環として行われた。

ハイキング開催にあたり泉会長(60)は「おがみ山は身近で手軽なトレッキングコース。これを機会にご家族で利用していただけたら」とあいさつした。

子どもたちは、同市のキャラクター「コクトくん」を山道で探すゲームに参加するとともにハイキングを開始。同山の遊戯広場ではダンス体操、奄美の自然や文化などにちなんだカルタ、じゃんけん大会など開催。復帰記念広場などでは職員らが記念写真を撮影。ゴールの同市名瀬のAiAiひろばには豚汁なども用意され、親子連れを中心とした参加者たちは、心身充実した休日を過ごした様子だった。

母・小原常誉さん(40)、妹・多桜=たお=ちゃん(4)と奄美市名瀬平松町から参加した一朗君(6)は「コクトくんを10匹見つけられた。楽しかった」と笑顔を見せた。

市健康増進課の徳永明子課長(60)は「健康は、病気にならないことだけではなく笑顔や喜び合ったりすることも含む。今回、参加者たちから笑顔が見られて良かった」と話した。