大和村、大和市でタンカン販売

来場者へ笑顔で応対する伊集院幼大和村長(提供写真)

村長トップセールス展開
市民が競うように買い求める

 【東京】大和村(伊集院幼村長)は、このほど神奈川県大和市で、タンカンを販売した。伊集院村長もトップセールスを展開した。訪れた人たちは、奄美のタンカンを競うように買い求めていた。

 タンカンの販売は、大和市駅前東西プロムナード(小田急江ノ島線・相鉄線「大和」駅前)で18日に開催された「やまとプロムナード古民具骨董(こっとう)市」(主催・同実行委員会)の一角であった。奄美の太陽の恵みを浴びた、みずみずしいタンカンが来場者を迎えた。M・L・2Lのサイズで1㌔1000円、2㌔2000円、5㌔3500円で並べられた。

 晴天にも恵まれた当日は、多くの人たちが興味深そうに販売会に立ち寄っていた。村長以下3人のスタッフは「果樹の村・大和村」と染め抜かれ、背中にタンカンのイラストがデザインされたオレンジ色の法被を着て「奄美・大和村のタンカンはいかが」などと声を掛けていた。同村企画観光課の藤村雄樹主査は「島にルーツがある人はちらほらで、ほとんどが大和市民。3年ぶりの販売を喜んでいましたね」と人気ぶりを振り返った。午前8時に始まり、用意された500㌔は、11時過ぎには売り切れとなった。

 伊集院村長は「市民の方々も待ちわびていたかのよう、買い求めていただき大好評でしたね。今後もタンカンも含め、大和村のPRに取り組んでいきたい」と笑顔で語った。

 大和村は大和市と交流自治体として、同市にあるラジオ局「FMやまと」で大和村の情報を発信するラジオ番組(毎月最終土曜日午前11時20分~30分)を放送している。