東武百貨本店でにぎやかに「大鹿児島展」

来場者に本場大島紬の魅力を説明する興ほずみさん(左)

来場者が足を止める黒糖焼酎のコーナー

大島紬や黒糖焼酎など出展、魅力アピール

【東京】東京都豊島区池袋の東武百貨店本店8階の催事場で2月16日から21日まで「第43回大鹿児島展」が開催され、にぎわった。奄美群島からは本場大島紬、黒糖焼酎などが出展され奄美の魅力をアピールしていた。

同百貨店恒例の「大鹿児島展」は、「薩摩のよかもん祭りに、おじゃったもんせ!」と題して鹿児島県と、(公社)鹿児島県特産品協会が主催したもの。鹿児島が誇る物産品に交じって、奄美群島からはおなじみの本場大島紬、黒糖焼酎のほか、きび酢、黒糖製品などの食品や真珠などの工芸品も出展された。

大島紬ホズミコレクションのコーナーでは、反物のほか、大島紬を素材とした洋服や名刺入れなどをそろえていた。興ほずみさんは「これからの季節に合わせて、ベストやブラウスで気軽に大島紬を楽しんでほしい」と笑顔で応対していた。

黒糖焼酎のコーナーでは「世界自然遺産登録記念」をラベルデザインした奄美のものや、従来の黒糖焼酎をブレンドした徳之島の新商品などが並んだ。3年ぶりに試飲が解禁となり「実際に味わうことで、より深く黒糖焼酎の魅力を感じてもらえるのでは」と、ある蔵元は期待を寄せていた。 

催事場は活気にあふれ「奄美からやって来ました」「奄美だけの味わいですよ」などと黒糖を使ったスイーツや、きび酢をアピールする声も飛び交っていた。

県特産品協会の帖佐満さんは「コロナ禍前までとはいかないまでも、来場者も戻り好調な催事となった」と6日間を振り返った。今後の開催に向け、大きな手応えを感じ取っていたようだ。