朝日水泳スポ少が受賞報告

盾を手に笑顔の大野さん(後列左)、藤田校長(同右)、団員たち

長年の功績に笑顔
日水連「優秀団体」

 日本水泳連盟(鈴木大地会長)が表彰する、水泳の普及に取り組む団体をたたえる2022年度「優秀団体表彰」に、奄美市名瀬で活動する「朝日水泳スポーツ少年団」(大野正涼代表指導者)が選ばれた。7日は、大野さんと団員らが朝日小学校の藤田柳生校長を訪れ受賞を報告。長年にわたる功績に笑顔を並べた。

 朝日水泳スポーツ少年団は、前身の朝日小水泳クラブを引き継ぎ1990年に少年団登録。現在は、朝日小児童を中心に芦花部小児童や中学生の団員計24人が所属。夏季は同校屋外プール、冬季は名瀬中学校屋内プールを拠点に、育成会(保護者の会)指導の下、週3回の練習などに励んでいる。

 賞は、水泳の振興活動を永続的・組織的に実施し、実績を上げた団体に贈られるもので県が推薦。県内では同団のみが受賞した。

 同校校長室では、先月26日に鹿児島市であった「水泳ジェルカップ」の100㍍バタフライで金賞に輝いた亀山隆弘君(12)を始め、同小6年生の団員5人が報告した。団員らは「みんなで表彰されてうれしい」「6年間で体が強くなった」「中学生になっても積み重ねたことを生かしたい」と話すなど、喜びを表した。

 藤田校長は「競技だけでなくスポーツ少年団本来の意義で受賞できたことは何より」とたたえ、大野さんは「団員、保護者、指導者、地域の協力があったからこその賞。今後も礼儀作法に注視しながら、今まで以上に活躍できるよう取り組んでいきたい」と話した。