懐かしの名曲が聴衆魅了

往年の名曲が熱唱された「昭和歌謡祭」(5日、龍郷町・りゅうゆう館)

龍郷町・りゅうゆう館
会場一体に「昭和歌謡祭」

 龍郷町懐メロ同好会(重原義和会長)が5日夜、同町のりゅうゆう館で開催された「昭和歌謡祭」(エフエムたつごう、ASA奄美スポーツアカデミー主催)に出演した。往年の名曲を生演奏とともに熱唱。来場した約350人の聴衆を魅了した。

 例年、同会が奄美市笠利町の県奄美パークで主催してきた恒例の歌謡祭だが今回、地元開催となり、同会員13人が出演。プログラムは3部制で、第1、3部が昭和歌謡を中心とした懐メロ、第2部では、奄美大島で活動するダンス教室によるタンゴ、フラダンスが組まれた。

 第1部は、同会の出演者全員が歌唱した「青い山脈」で開幕。続いて各会員が一人一曲ずつ、往年の名曲「函館の女」「別れのブルース」「真っ赤な太陽」など、トランペットやドラム、アコーディオンなど生演奏とともに熱唱。きらびやかな衣装をまとう出演者らに対し、観客席から色付けされたライトを振って応える来場者の姿が見られるなど、会場は一体となり盛り上がった。

 第2部では、みどりダンス教室が「オー・ソレ・ミオ」などダンス、フラカオスタジオは「リロの歌」などフラダンスを、3歳から80代のメンバーがステージいっぱいで演舞。観客たちから大きな拍手が送られた。

 龍郷町赤尾木の白倉一枝さん(81)は「迫力ある生バンドの演奏で、出演者たちの声がよく通っていた。知っている歌ばかりが聴けて楽しく過ごせた」と話した。