被災者支援で募金始める

校門前で募金活動をする龍南中の有志

トルコ・シリア地震龍南中の生徒有志 龍郷町
校門前や校舎入り口で

龍郷町の龍南中学校(碇山信行校長、生徒116人)で、生徒の有志がトルコ・シリア地震の募金活動を行っている。13日まで続け、集まったお金はトルコ大使館に寄付される予定。

募金を行っているのは同中1年・田畑綾華さん(13)さんと同・里樹莉亜さん(13)ら有志。2月6日のトルコ南東部を震源とする地震は、トルコ国内で4万人以上の死者、12万人の負傷を出した(外務省HPより)。ニュースを見て「何かできないか」と話していた2人は、副担任の西星良教諭に相談、快諾を得て翌7日から募金活動を始めた。

朝7時くらいから校門前や校舎入り口に立ち、登校してくる生徒を対象に募金を呼び掛けている。活動の輪は広がり、賛同者は8人になった。

里さんは、「ウクライナ支援で募金活動をした経験から西先生に相談した。彩華さんも賛同してくれた」、田畑さんは、「千円札を入れてくれる人もいて、みんな温かいなあと感じた。人のために自分も何かできると考えられるようになった」と話した。

2人の活動を見て途中から加わった2年・吉田夢空さん(14)は、「困っている人の手助けをしたい、少しでも役に立ちたいと思った」、同・泰江流翔夢さん(14)は、「テレビを見て、初めは怖いなあくらいの感覚だったが、トルコの人が死んでいくニュースに触れ、『助けないと』という気持ちに変わってきた」と活動に加わった気持ちを話した。