「おしごとテーマパーク」

あまみエフエムブースで生放送に挑戦する子どもたち

ラジオの生放送に挑戦 商店街で
警察・消防・自衛隊車両試乗も

 子どもたちがさまざまな仕事を体験するイベント「おしごとテーマパーク」(奄美市主催)が12日、奄美市名瀬のなぜまち商店街であった。子どもたちが機織りやラジオの生放送に挑戦するなど終日にぎわった。警察署・消防署・自衛隊のブースには人だかりができ、特殊車両の試乗待ちの行列が絶えなかった。同市企画調整課の発表で1800人が来場した。

 自衛隊の軽装甲機動車、2分の1㌧トラック(通称パジェロ)に次々と乗り込んでいた名瀬幼稚園年中の田中涼介ちゃん(5)は、「運転してみて楽しかった」と喜びを隠さず、「パジェロの後部座席が広くて人気」と聞くと、引き返して再び乗り込んでいた。

 あまみエフエムは放送機材を置いて、児童がパーソナリティを務めるプログラムを用意。「うがみんしょうらん」と書いた〝カンペ〟に目をやり生放送に挑戦した住用町の東城小学校6年・林梨乃さん(12)は、「初めは緊張したけど、話すことが好きなので、好きな食べ物のことを話した」と満足そうだった。隣には大島紬の機織りにぎこちなく挑む子どもの姿もあった。

 このほか、奄美警察署=指紋鑑識の実演▽名瀬測候所=台風の観測データから「明日の天気予報は?」▽鹿児島銀行=「銀行の前に置いてある観葉植物は何のため」などの銀行あるあるクイズ―など、趣向を凝らして子どもたちを楽しませていた。

 会場では、架空の街「わらぶっく商店街」と題し、マッサージやプログラミングの仕事体験、医療・福祉の器具体験など18事業所がプログラムを展開した。