海自練習艦しまかぜ寄港

海上自衛隊の練習艦「しまかぜ」が関係者に一般公開された(13日、瀬戸内町・古仁屋港沖)

瀬戸内町古仁屋港 関係者らに一般公開

 海上自衛隊の練習艦「しまかぜ」(約4650㌧)と護衛艦「あさぎり」(約3500㌧)が13日朝、瀬戸内町の古仁屋港に入港した。海自幹部候補生課程を卒業した隊員約90人を含む計約430人が乗船。2隻とも同港沖に停泊する中、「しまかぜ」の一部が関係者を対象に一般公開された。

 両隻は、隊員の外洋練習航海として、奄美駐屯地での研修などを目的に来航。2月10日に発着地の呉基地(広島県)を出港し、グアム、ビトゥン(インドネシア)、ダバオ(フィリピン)、沖縄などを経て同港に寄港した。

 この日の一般公開は、同船の小型艇で沖合まで移動し行われ、参加者は甲板や船橋=せんきょう=、士官室などを見学。鎌田愛人町長や町職員、同町家族会、自衛官募集相談員らのほか、新年度の入隊予定者らも研修として参加した。

 海自第1練習隊司令、上野喜之1等海佐は「今回のようなイベントを足掛かりに、奄美の方たちと関係を密にできたら」と話した。

 両隻は14日に出港し、17日に呉に帰港する。