沖永良部の魅力を海外へ

オンラインFAMトリップで、沖永良部島の魅力が欧米豪圏の旅行会社に紹介された(14日、奄美市名瀬・自治会館)

「オンラインFAMトリップ」初開催
観光名所など動画で紹介

 欧米豪圏の旅行会社を対象にした「沖永良部島オンラインFAMトリップ」=(一社)奄美群島観光物産協会主催=が14日夜、奄美市名瀬の自治会館であった。案内役を、(一社)おきのえらぶじま観光協会職員が務め、各観光名所を動画で紹介。奄美群島の魅力が海外へ、画面を通し伝えられた。

 FAM(ファム)トリップとは、海外の旅行事業者、インフルエンサーなどを日本に招待し、実際に観光を体験してもらうツアーのことで、今回はオンラインによるもの。同協会は、奄振交付金を利用したインバウンド事業として初めて開催。ドイツ、イギリス、イタリアなどから旅行会社約10社が参加した。

 紹介された観光地は、和泊町の「日本一のガジュマル」がある国頭小学校、フーチャ(潮吹き洞窟)や知名町の田皆岬など。ほかにも、海鮮居酒屋、古民家の宿、スキューバダイビングなど観光情報を、旅程とともに提案。質疑応答では、集落ごとで異なるエイサーと盆踊りを足したような踊りがあるなど、現地の文化や風土が伝えられた。

 同協会観光部リーダー、榮野知美さんは「
奄美群島はヨーロッパの方々に合う観光地だと思う。今後、たくさん海外の人たちが訪れてくれたら」と話した。

 次回のオンラインFAMトリップは徳之島を取り上げ、秋頃の開催を予定している。