大西コルク工業所へ感謝状

感謝状と寄付金パネルを手に、㈱大西コルク工業所の大西社長(左)と安田市長

2年連続でふるさと納税
奄美市

 奄美市は15日、市役所で、企業版ふるさと納税で同市に100万円を寄付した㈱大西コルク工業所(大西洋輔代表取締役社長、本社・兵庫県)に感謝状を贈呈した。昨年に続き2度目の寄付で、寄付金は2月3日に受領済。安田壮平市長は「環境保全の取り組みに活用し、豊かな自然の保護に役立てる」と感謝を述べた。

 同社は、発泡スチロールやプラスチックの成形品の製造販売を関西中心に展開。同市笠利町の大島北高からの卒業生を2020、21年の2年連続で採用したことが縁となり同市に寄付している。

 市プロジェクト推進課は、「地方創生」の取り組みとして企業版ふるさと納税を募集。寄付金の対象事業は①経済的に自立した島②子育てに適した島③皆が知恵を出し実行する島④豊かな自然と伝統を守る島―の4事業。

 今回の寄付金100万円は「豊かな自然と伝統を守る島事業」の世界自然遺産推進事業に充当される。

 大西社長は「大島北高卒業生の採用という、縁のあった奄美市との関係が長く続くことを期待する」と話した。

 今年度の同社以外の企業版ふるさと納税の実績は、鹿児島水処理㈱(大西祐輔代表取締役・鹿児島市)▽共立設計㈱(八汐隆代表取締役・熊本県)▽㈱エヌ・ケイ・カスタマイズ(久保健一郎代表取締役・鹿児島市)▽㈱ビッグツー(藤喜一代表取締役・鹿児島市)となり、計5社となっている。